2014年8月30日土曜日

Flying Lotus "You're Dead"

フライングロータスの新作"You're Dead"が発表になりましたね。













ジャケットはなぜか(w)鬼才エログロ漫画家駕籠真太郎先生が担当。























そしてなぜかケンドリックラマースヌープドッグなど大物ラッパーがゲスト参加しています。
前作"until the quiet comes"はエリカバドゥが、前々作”cosmogramma”もトムヨークなど大物アーティストがゲスト参加していましたが、今回はそれを上回る豪華さです。
個人的に新作はpropeller heads reasonabelton liveのどちらをどれくらいの比重で使ったのかが気になります。twitterでは両方使っていると述べていましたが、rewireで作曲するのは骨が折れそうだなーと思いました。

いままでにないゴージャスなアルバムPV。度肝を抜かれました。
http://flying-lotus.com/youre-dead/

駕籠真太郎先生の美麗イラストたち
http://officialflylo.tumblr.com
























駕籠真太郎先生といえば先日中野で個展をやっていて見に行ったのですが、同じ会場で漫F画太郎も個展を開いていてシュールな画でしたw

2014年8月3日日曜日

elektron覚え書き ー octatrackを使用した感想  

ハードサンプラーにはakai mpcシリーズ、roland sp404シリーズなどが有名ですが、最新型のサンプラーはelektronのoctatrack でしょう。















ableton liveハードサンプラーになったと表現されることが多い名機です。
最近では元スーパーカーの中村弘二(ナカコー)octatrack 使用したことで話題になりました。
















octatrackの機能説明はSound Optimizeさんのoctatrack日誌にとても詳しく書かれています。
管理人もoctatrack日誌を読んでもoctatrackを購入しましたw

管理人が実際にoctatrackを使用してみた感想を箇条書きで書いてみたいと思います。
(管理人はヒップホップとミニマルテクノを作ります)

・サンプルを面白い音質に加工することが簡単にできる。
・サンプリングの方法は癖があるがなれると簡単にできる。
・サンプリグの時間が最大で1分程と限られている。
・PCからCFにサンプルを流し込めばほぼ無限にサンプルを加工できる。
・パラアウトができないので、ミキシングには工夫が必要
・ヒップホップも十分つくれるが慣れが必要。mpdなどmidiコントローラーの
 併用がよい?
・D/Aに癖がある。サンプリングの音質はややデジタルな感じがする。
 
 
 elektron octatrack はあまりにも多機能なのでまだ使いこなせている人が少ないように思います(管理人も含めてw)
 これから思いもよらぬ使い方をするアーティストが出てくるのではないでしょうか?






















2014年7月29日火曜日

My Vinyl Weighs A Ton / Peanut Butter Wolf(ピーナッツバターウルフ) 
























誰もが知っている Stones Throwレーベルのボス、ピーナッツバターウルフの名盤。
マドリブを始めとして当時の西海岸の重鎮たちが名を連ねています。99年作。
ファーストアルバムです。すごくいい選曲のヒップホップ。
 アルバムタイトルはPublic Enemy の"Miuzi Weighs a Ton" から取っているようです。
















Stones Throw盤ではなくCopasetik盤というものもあるようです。曲数が多いらしい?


まだ未見ですが更にタイトルをもじったStones Throwのドキュメンタリー映画、
”Our Vinyl Weighs a Ton”も気になります。



2014年7月23日水曜日

sp404 vs mpc1000 その3


今回はmpc1000を使っているアーティストを紹介しようと思います。
海外の有名アーティストでmpc1000を使っている情報はあまりないです。
生粋のビートメイカーはmpc2000,3000,4000Native Instruments Maschineを使っている
ケースが多いようです。



まずはAutechre(オウテカ)

elektron monomachine 

と併用してビートメイキング、ライブをしています。





similab






























sp505と併用しているようです。


moe and ghosts































mpc1000apple logicで完結

O.N.O (THA BLUE HERB)




























ライブでmpc1000を使っています。上の曲は多分mpc1000を使っていません(笑)ビートメイクはmpc4000elektronなど




コンパクトサンプラーにこだわらなければmpc1000と同様に素晴らしいjjosが使えるmpc2500もおすすめです。












2014年7月22日火曜日

elvis presley "singles"



















 

 いまの若いひとたちはエルビス・プレスリーを聴くことがあまりないでしょう。
自分はもう若くないけれど(笑)ずっと聴かずぎらいしていました。

 理由としてはエルビス・プレスリーに典型的で古典的なロックンロールというイメージを持っていたからです。

 典型的なロックンロールのイメージとは例えば
矢沢永吉

















尾崎豊


















ブルーススプリンティーン




のような感じです。好きな曲をあげただけですが(笑)
やはり汗臭さと古さ、そしてグルーブのゆるさを敬遠していたのかもしれません。
上の曲はこぶしが効いていていい感じですが、アルバム全体を通して退屈な曲が多いなという感想はあります。(尾崎はどれもいいかも笑)

エルビス・プレスリーは改めて聴いてみると、R&B系ブルース系典型的なロックンロール系にわかれると思います。典型的なロックンロールがどこから来ているかは人によって意見が異なるので難しいと思います。

プレスリーのシングルはR&B系の曲がたくさん入っていますが、ベースラインがそれまでにない黒さです。はじめて黒人音楽をコピーしたプレスリーが歴史的な熱狂をアメリカで向かえ、その影響が極東日本にまで伝わるその過程は想像するだけで胸が躍ります。




ジョンレノン作、同名曲。本人はあまり気に入っていないらしい(笑)


さらに福山雅治の同名曲(笑)上記2曲のおもかげがある?



プレスリーのライブ

2014年7月21日月曜日

sp404 vs mpc1000 その2






sp404mpc1000を使用している主なアーティストを紹介します。
sp404dawと併用して使用されることが多いようです。
まずsp404から
teebs






















ras g





















samiyam


















tokimonsta

























上記4人はフライングロータスのレーベルBrainfeederに所属するアーティストです。
tokimonstaなんかはableton liveを使用することが多いみたいです。
 Brainfeeder(wiki)は西海岸風のゆったりとしたテンポのビートを送り出しているレーベルです。
 sp404はシーケンスの仕様により綿密にプログラミングしたビートが苦手なのでLAに特徴的な西海岸のアーティストに好まれているのだと思います。
 
 flying lotusはdaw Propellerhead Reason を使用していることで有名なアーティストです。
 現在sp404を使用しているかどうかは不明ですが初期の作曲ではsp404を多用していたのではないかと思われます。



















 またsp404の前進であるsp303(生産終了品)を使用していたこで有名なアーティストがmadlibです。

madlib

 

















sp303





















 madlibsp303だけでビートを作ってきたという逸話が有名です。madlibに憧れてspシリーズを購入した方も多いはずです。
   おそらくmadlibは基本的にはsp303のシーケンスはあまり使用していないと思います。madlibroland vs-880というmtrを愛用していました。

vs-880
 














 mtrは現在のdawの前進にあたります。サンプルをspに取り込み、加工して簡易ループを作りmtrに流し込むという使い方をしていたのではないかと思います。細かい編集はmtrで行うという考え方です。madlibは最近のインタビューでableton liveもたまに使うと話しています。sp303ableton を併用しているのではないでしょうか?

 次回はmpc1000を使っているアーティストを紹介したいと思います。












sp404 vs mpc1000 その1



いまコンパクトサンプラーでもっとも使われているのは
roland sp404













akai mpc1000













でしょう。
もちろんakai2000~5000やelektron octatrackなんて変わり種もありますが、
コスパ機能から考えるとsp404かmpc1000に行き着きます。

ビートメイキングを始めるときにどちらのサンプラーを購入するか迷った方も多いはずです。参考になるように自分が感じたメリット、デメリットを以下に書きます。

sp404
メリット
・サンプリングが簡単
・エフェクト種類が豊富
・サンプルのパッドへの移し替え、削除が楽

デメリット
・シーケーンサーに癖がある
・音質はmpcの方が若干良い?
・サンプルのピッチ落としができない
・パラアウトができない
・チョップができない

mpc1000
メリット
・シーケンサーが使いやすい
・パラアウトがある
・jjosによる優れた拡張性

デメリット
・エフェクトが少ない、使いづらい
・サンプリング後のパッドの割当が面倒


sp404の良いところはその使い勝手にあると思います。
パッドへのサンプルの割当が簡単なので、気にいったサンプルを加えて
気に入らないサンプルはどんどん削除することができます。

mpc1000はシーケンサーが使いやすく、これ一台でビートメイキングを完結させることができます(sp404でもできますが)。操作性は他のmpcシリーズとほぼ同等ですので、他のmpcシリーズを購入した場合でもメリットでメリットは同じになります(jjos以外)


sp404使用例



mpc1000使用例